【実体験】やる気に差があるサークルでキャプテンがあきらめるべきこと

① なぜキャプテンはしんどくなるのか

やる気に差があるサークルで、キャプテンをやるのは正直しんどいですよね。

大会では勝ちたい。
でも毎回の練習に全員が来るわけではない。
上手い人ほど出席率が低いこともある。

練習にはいないけれど、戦力だから試合では使わざるをえない。
そんな経験はありませんか?

私もかつてはそうでした。

「どうすればみんな本気になるんだろう」

そう考えて、声をかけたり、正論を言ったり、練習を厳しくしたこともあります。

でも、うまくいきませんでした。

もしかすると、間違っていたのは“伝え方”ではなく、“前提”だったのかもしれません。

キャプテンが最初にあきらめるべきことがあります。

② 最初にあきらめるべきこと

それは、

全員を同じ温度にしようとすることです。

サークルはガチの部活とは違います。

・大会で勝ちたい人
・友達と楽しくやりたい人
・たまに体を動かしたい人

目的が違う人間の集まりです。

ここで全員を「本気」にしようとすると、必ず摩擦が起きます。

統率とは、同じ熱量を持つことではありません。

行動の優先順位が揃っていることです。

③ キャプテンがやりがちな間違い

多くのキャプテンがやるのはこの3つです。

1. 正論で押す

「もっと来てほしい」
「勝ちたいなら努力しよう」

正しいことです。
でも、空気は少しずつ重くなります。

2. 不満を溜め込む

「自分だけ本気なんじゃないか」

孤独や孤立に苦しむことになります。

3. 実力だけで序列を固定する

勝つためには仕方ない。
出席率が低くても、上手い人を必ずスタメンにする。

私もそうしていました。

でもその判断が、チームの空気を静かに壊していたのです。

初心者はこう思うようになります。

「どうせ出られない」

ここで、努力と出場機会の関係が切れてしまいます。

チームは静かに崩れていきます。

④ あきらめるべきこと

ではどうするか。

キャプテンがあきらめるべきなのは、この3つです。

① 全員を本気にさせること
② 自分と同じ温度を求めること
③ 理想の出席率を前提に設計すること

出席率は簡単には変えられません。
温度差も消えません。

変えられるのは、設計だけです。

⑤ 設計をどう変えるか

では、設計をどう変えればいいのでしょうか。

私が提案したいのは、次の3つです。

1. 目標を二層にする

・大会目標(コア層)
・毎回のテーマ(全員)

例えば、

大会目標は「1勝する」。
でも毎回の練習では「連続失点を3点以内で止める」を全員のテーマにする。

大会にそこまで本気でなくても、このテーマには参加できます。

熱量は違っても、行動は揃えられます。

2. 最低出席率で戦術を作る

フルメンバー前提の戦術をやめて、再現性のある形を作ります。

例えば、クイックや時間差を増やすのではなく、
高めのオープントスを軸にして、誰が入っても形が崩れない攻撃にする。

・複雑なコンビを減らす
・攻撃をシンプルにする
・守備の優先順位を固定する

「6人中2人欠けても回る設計」を目指します。

初心者が多くても勝てた経験は、チーム全体の自信になります。

3. 役割は固定、序列は固定しない

初心者は役割固定で指導すべきです。

私の大学時代の同級生にも、大学からバレーを始めた人がいました。
彼はレシーブに集中することで、経験者の中でも通用するリベロに成長しました。

目標を明確にすることで、初心者は伸びます。

ただし、出場機会は固定しません。

「このポジションは彼しかできないから、出席率に関係なくスタメン」

これは亀裂の原因になります。

例えば、

・出席率が2/3以上でなければスタメンになれない

といった基準を設けるのも一つの方法です。

努力と機会をつなげる設計にします。

また、「ポジションは一人一つ」という固定観念も壊します。

ある程度経験のある人が代役できるように練習する。
ポジションが欠けても戦える形を作る。

安定した強さは、依存を減らした先にあります。

⑥ まとめ

やる気の差は、どうしてもなくなりません。

それを無理に埋めようとすると、キャプテンばかりが疲れてしまいます。

チームを変えようとするな。
設計を変えろ。

キャプテンの仕事は、理想を叫ぶことではありません。

不安定な集団を、崩れない構造にすること。
それが、サークルのキャプテンの本当の役割です。

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